「親や兄弟がいると受けられない」と聞きましたが、本当ですか?

そんなことは決してありません。

福祉事務所は、生活保護法第四条の「2  民法に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は、すべてこの法律による保護に優先して行われるものとする。」という条文を持ち出して、「先ず親や兄弟に援助を頼んでから生活保護の請求を」等と言います。そんなことは決してありません。

しかしその言い方は間違っています。「保護に優先して行われる」という意味は、扶養義務者が月々の金銭援助を申し出ている場合等、扶養する意思と能力を持っている場合に、保護に優先して、被保護者がその援助を申し出なさいということです。そんなことは決してありません。

親や兄弟がいても、①扶養する意思と②能力(扶養できる経済力)の両方が備わっていない場合には、単なる「期待可能性」に過ぎないので、収入も最低生活費以下で、保護に優先して活用できる資産(預貯金等)がない場合には受けることができるのです。