同居している兄だけに生活保護を受けさせることはできますか?

よく、「私たち夫婦の家に無職の兄が転居してきたが、兄だけを世帯から切り離して生活保護を受けることができるのか?」等という質問が寄せられます。

実施要領には、「同一世帯に属していると認定されるものでも、次のいずれかに該当する場合は、世帯分離して差し支えない」として、「(2)要保護者が自己に対し生活保持義務関係(夫婦と未成熟の子)にある者がいない世帯に転入した場合であって、同一世帯として認定することが適当でないとき。」(『生活保護手帳2015年版』㌻194)と、書かれています。

兄弟間には、「生活保持義務関係」がないので、上記の場合は、これに該当するはずですが、以前申請したが却下されたことがありました。ポイントは、やはり「財布が一つかどうか?」でした。このケースでは台所も冷蔵庫も一つであったことが「財布一つ」とみなされ、「同一世帯」と認定されてしまったのです。

同居している兄弟だけを「別世帯」と福祉事務所に認めさせる為には、「財布は別」を証明することが必要でしょう。