
昨日は午後11時に突然携帯電話が鳴り直ぐに切れた。これが2回続いたのでこちらからかけると生活保護の相談だった
携帯電話代がかからないようにワン切りしたようだ。
聞くと来月には派遣切りになり家も収入も無くなるという。
4月12日から働いているが給与が出るのは5月20日。既に殆ど現金は無くなり、今は2週間ほど1日1食で我慢していると言うことだ。
会社都合で退職する場合、過去1年以内に被保険者期間が6ヶ月以上あれば、最低90日の失業等給付が受けられるので、その期間が過ぎても職がなければ生活保護の対象にはなる。
しかし問題は20日の給与が支払われる日までどうやって食いつなぐか?だ。
各市の社会福祉協議会で緊急小口貸付の制度があるので、明日にでも相談するようにアドバイスして、こちらも調べることにした。
しかし酷いのは会社の待遇だ。
4月は1日に入寮するように言われたので、寮に入ったのだが、実際仕事が始まったのは12日から。給与は12日から30日までの分しか支払われないが、寮の費用は1日から30日までの1ヶ月分丸々取られるのだ!
この人の場合、4月までは大手自動車メーカーで働いていたらしいが、これも派遣で、短期の派遣を繰り返しながら働いてきたらしい。まるで機械部品のようだ。
機械部品なら次に使うまで置いておけば良いだけでだが、人間の場合は食べていかなくてはならない。この当たり前のことが自己責任で会社側は一切考慮しなくていいことになっているのが今の制度だ。
益々拡大する非正規雇用の矛盾がコロナの中で露呈してきています。