今日は入居者の生活保護代理申請を頼まれている大家さんから急な相談があった.
ホームレス状態の生活困窮者に住居を提供し生活保護申請もサポートしている方だが、一人の入居者のとの連絡が昨日から取れなくなってしまったらしい。
その入居者からは生活保護費支給が決まったと連絡があり、本日午後に役所に一緒に受け取りに行くはずだったが、連絡が急に取れなくなったので、保護費もらったまま家賃も払わず逃げた可能性があるので福祉事務所に問い合わせて欲しいということだ。
代理申請をする場合本人から個人情報を岡行政書士事務所に開示することに同意するという念書をもらっているので問い合わせが可能となるのだ。
ケースワーカーに聞くと保護開始はすでに決定し昨日本人が取りに来たということだった。
生活保護費の最初の支給日は申請から決定日までの保護費と向こう1ヶ月の保護費が支給されるので、現金で20万前後の額になる。
向こう1ヶ月の保護費はそこに住んでいるからそこを管轄する福祉事務所が支給したのだから、逃げていなくなった日以降の保護費は不正受給となり返還しなければならない。
20万のお金を握って逃げても早晩無くなり又困窮することは目に見えているのにどうしてそんなことをするのか?
見たことも無い「大金」に魔が差したのかも知れない。
又どこかの支援団体を頼って生活保護をはじめとして申請し保護費の「二重取り」を企てる悪者もいる。
こんなことで人生を狂わさせないためにも対策を考えることが必要ではないだろうか?