岡行政書士事務所の生活支援サポートサイトを通じての相談者のうち、約2〜3割は精神若しくは知的な障害を抱えているようだ。
多いのは、統合失調症、うつ病、学習障害。
提携しているグループホームを紹介し、生活保護と区分認定の申請を代行する。
しかし、折角施設を紹介し、生活保護の申請もしているのに、いつの間にかいなくなる。出て行ったまま帰ってこない。施設までのバスを予約しても突然連絡が付かなくなる・・・。こういう例が極めて多い。施設紹介してもまともに定着している者は極少数だ。
障害を持ち、生活に困窮しているわけだから「助けて下さい」と切羽詰まった相談が来る。こちらは一刻の猶予もないと思って、施設に連絡し、受け入れの準備をしてもらう。その結果を伝え、バスの予約も行おうと思った途端に連絡が途絶える。多分急に気が変わったのだろう。
統合失調症の症状を調べてみると、「思考が混乱し、考え方に一貫性がなくなる」「いったん始めた行動を続けるのが難しくなる」「判断力の低下」等々の症状が特徴的のようだが、思い当たる節は多々ある。
しかしいくら気が変わろうが、ドタキャンがあろうが、こちらは支援をやめる訳にはいかないが、その度に部屋を用意し、受け入れ準備をしてくれる施設側にとってはいい迷惑だろう。こちらも紹介するのにも二の足を踏んでしまう。
しかしそれが障害である限り、本人に責任はなく、障害者とはこういうものだとこちら側も施設側にも理解と達観が必要なのだろう。